冬の草木染め

こんにちは、小石原充保です。

年も明けずいぶん経ちましたが、今年の冬はどか雪で、積雪が一度に多い年になりましたね。

まもなく催事が色々と始まるため、一月末からの1ヶ月、丹後で色々と作業をしていました。

その一つに、冬にはしたくない作業、草木染め。

ヤシャブシを煮出し、チャコールとシルバーグレーの色を出そうと。

ヤシャブシをたくさん使ったため、チャコールはかなり濃い色が出ました。

が、シルバーグレーの色は元々最後にヤシャブシが出す色で、普段なら7.8.9回目くらい煮出した染料を使うのですが、10回煮出しても11回煮出しても染料が濃すぎて…

ヤシャブシの量を減らして煮出してみるのですが、これがなかなか…

試行錯誤の結果、15.16回くらい煮出しました。

そして、たて糸に使う絹糸をまずは、チャコールを染めたんですか、嬉しい意味での濃く染まって満足のいく結果に。

次はシルバーグレーを…

濃すぎるとやり直しもあり得るんで、ドキドキしながら染料の中をくぐらせると、きれいな色が出てきました。

媒染と染料を交互に染めていくとシルバーグレーの中にほんのりと、赤みのある色に。

きれいですねぇ!

織りにはまだまだいけませんが、いつか皆さんにも帯を通して見て感じて頂ければ嬉しいです。

久々のブログ、長文になりました。
まだ冬は明けませんが、藤は芽も出しはじめ、春を待ってるようです。

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